譲位日程が決定!天皇に関する知識は総チェックしておきましょう

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皇室会議が、天皇陛下譲位の日程(皇室典範特例法の施行日)を平成31年4月30日とする見解を発表しましたね。このまま8日には閣議決定となります。

 

実は、天皇の御譲位については、平成29年度の試験に出るかな出るかなと思い、かなり網を張っていたのですが、結局出ませんでした。まだ先だったからですかね?

 

ということは、さらに間近となる平成30年の試験では、狙われる可能性は大いにあります。

もちろん、譲位に関する部分だけでなく、天皇にまつわる知識をまとめておさらいしておく必要がありますね。

 

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まずは、国事行為を総チェック

さて、天皇に関する知識といえば「国事行為」を外すわけにはいきません。
何を「任命」するのか? 何を「認証」するのか?
細かな違いを見分けられるようにしておきましょう。

  • 総理大臣任命
  • 最高裁長官任命(※指名は内閣)
  • 憲法改正、法律、政令、条約公布
  • 国会召集
  • 衆議院解散
  • 衆・参選挙公示
  • 国務大臣認証
  • 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除、復権認証(※決定は内閣)
  • 栄典授与
  • 外交文書認証
  • 外国の大使・公使接受

 

では、国事行為についてのポイントをいくつかご紹介します。

 

まず、任命認証を見分ける方法は簡単です。

天皇が任命するのは2人しかいない。総理大臣 と 最高裁長官

です。行政権の長と、司法権の長ですね。

その他は全部認証と覚えればOKです。

(こういうときは、少ない方を覚えるのが鉄則ですね)

 

憲法改正の公布は、国民の名で、直ちにこれを公布する。

天皇が公布するのだから「天皇の名で」・・と思っていませんか?

公布は「国民の名」で行います。

そして、スピードは「直ちに」です。「速やかに」でも「遅滞なく」でもないのでご注意。

 

国会の召集であっても、参議院の緊急集会のみは内閣が行う。

原則として、国会は衆議院と参議院が同時に開催されます。(同時活動の原則)

よって、衆議院が解散された場合は、参議院は閉会することになっています。

しかし、その間にもし国に緊急の事態が起きたらどうしましょう?

そんな時に、内閣の求めによって行われるのが参議院の緊急集会です。

例外として押さえておきましょう。

 

選挙の公示は、補欠選挙は対象外。

こういっては語弊があるかもしれませんが・・補欠選挙にまでわざわざ天皇が公示しません。

 

天皇の国事行為にはすべて内閣の助言と承認が必要で、内閣がその責任を負う。

国事行為は政治的な行為ばかりですよね。

しかし天皇は「国政に関する権能を有しない」ため、政治的な行為はできません。

そのため、内閣が助言と承認を行うことで、天皇自身は責任を負わないようになっています。

 

 

国事行為に関しては、ひとまず上記の点を押さえておいてください。

 

天皇の譲位について定められているのはどの法律?

さて、譲位についてです。

現在の憲法において、皇位は世襲であり、その詳細については、「皇室典範」によって決めるようにと定められています。(憲法第2条)

(なぜこの法律だけ変わった名前なのかというと、戦前は「憲法の下にある法律」ではなかったからです。もともと皇室典範は「大日本帝国憲法と対等な法」でした。だからこんな大仰な名前だったのですね。戦後に憲法の下の法律に変わりましたが、名前はそのまま引き継がれました)

 

では、その皇室典範の皇位継承について見てみましょう。

 

第四条 天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに卽位する。

 

崩じたとは崩御のことで、死亡を意味します。
皇嗣とは跡継ぎのことで、現在でいえば皇太子のことですね。

これにより、皇位の承継は「天皇が死亡したとき」のみに限られているのです。

 

つまり、現在の天皇が「譲位」をするということは、皇室典範の予定していないことだったのですね。

だから、今回「譲位特例法案」という、皇室典範の特例法が定められました。

これにより、一代限りの譲位が認められることになったのです。

 

  • 現在の皇室典範では、崩御したときしか皇位継承が規定されていない。
  • そのため、皇室典範の特例法が作られた。
  • 譲位が認められるのは、一代限りである。
  • 次の皇嗣は秋篠宮文仁親王となる。

 

その他の気になるキーワードもチェックしておきましょう

象徴天皇
天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるとされること。
天皇は、国事行為を行うことのみが職務であり、国政に関する権能を有さず、シンボルとしての存在に終始している。

上皇
譲位後の天皇の呼び名。
皇后は「上皇后」となる。

皇室会議
皇室に関する事項の合議機関。
皇族、宮内庁長官、衆・参議院の議長、総理、最高裁長官等で構成される。

摂政
天皇が未成年の場合や、精神・身体の疾患等により国事行為を行えないときに置かれる役職で、天皇に代わり、天皇の名で国事行為を行う。

民事裁判権・刑事裁判権
天皇には、民事上も刑事上も、裁判権がない。
※民事責任(私法上の契約等に伴う責任)は負うことに注意
 
ちなみに、在位中の天皇のことは「今上(きんじょう)天皇」と呼びます。
「平成天皇」とは呼びません。

先代の昭和天皇も、在位中は昭和天皇とは呼びませんでした。
明治以降、一世一元制となったことから、崩御された後に元号が追号として贈られています。(贈り名といいます)

よって、崩御されていなければ、譲位されても「平成天皇」とはなりません。呼び名は「上皇」です。
マメ知識として覚えておくのもいいと思います。

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