令和元年(2019年)10月20日(日)
土地家屋調査士試験を受けてきました。
各予備校の速報を見る限り、択一では20問中19問。
書式も細かいミスは多々あるものの、申請書の内容や座標値、図面の辺長などは合っているみたいなので、順当にいけば合格できるかと思われます。
まぁ結果が出てみないと何とも言えないんですけど。
調査士試験を受けたキッカケ
私は現在、都内のIT系の会社に勤務しており、土地家屋調査士の仕事に関して一切何の接点もありません。
正直なことをいいますと、勉強を始めるまでそんな資格があることすら知りませんでした。
(不動産関係でいえば、平成18年に宅建士の資格を取得して、賃貸の営業マンを数年していたことがあるぐらいです)
ところが、何かと世話焼きの父から「調査士はいいぞ!資格取ってみろ!」と勧誘されたことがキッカケで、受験してみることになりました。
え、そんなことで?
と思われるかもしれませんが、ウチの父は閃きが冴えている男でして、勧めてきたことはだいたいいい結果をもたらすんですよ。だから今回もきっといいことがあるだろうと、その提案に乗ってみました。
時代遅れの某予備校にガッカリ
で、勉強を始めたのが2018年9月です。
調査士に関して全く無知だったので、とりあえずネットで調べて、この資格では一番大手の某予備校に通うことにしました。
一体どんな授業が繰り広げられるのだろうか。ワクワク。
・・・・
うん、超つまらない。
まったく合わない、この予備校。
理由は多々ありますが、一番の理由は教え方です。
講師がホワイトボードに要点を書くまで待ち、終わったら生徒が板書する。
板書が終わったくらいに、その内容について説明がある・・。
この寺子屋のような教え方がどうしても性に合いませんでした。
だって、こんなのあらかじめ用意しておいて、モニターに映せば一瞬で終わることです。
生徒にはPDFをダウンロードできるようにしておけばいいのです。
ものすごくムダな時間が多い授業だと感じました。
そして、基本的な知識のみ説明して
「あとはテキストを読んでおくように」
で終わらせるのは、授業としてどうなのかと思いました。
あの書く時間をなくせば、解説の時間は倍以上に増やせるでしょうに。
(しかもテキストは単色で読みづらい)
僕は元来せっかちな方でして、
- 早く
- 短く
- 効率的に
物事が進んでいかないとフラストレーションがたまってしまうのです。
自分のペースとまったく噛み合わない授業スタイルは、僕の脳を閉じさせるのに十分でした。
そしてほぼ何も頭に入らないまま、半年の授業が終わることになります。
「あ、これ絶対受からないな」
そう確信しました。
よく講師が「何年も試験にチャレンジしている人がいる」と言っていましたが、僕はこの授業スタイルに原因があると思います。
完全に時代遅れだから。
アガルートに申込み
さて、このままでは絶対に受からないと確信したところで、どうするか考えました。
- 安くない授業料を支払っているので、合格はできなくともこのままできるところまでやる
- まだ時間はあるから、別の予備校に申し込んで一から勉強し直す
正直、めっちゃ迷いました。
だって50万円近い授業料を払っているのに、さらに新たな授業料を払うのは痛い。
しかしこのまま続けたところで、結果は目に見えている。
最終的に出した結論は、
たかが数十万円追加で払ったところで、1年をムダにするよりはよっぽど安上がり
ということでした。
そして、予備校講師が頑なに否定していた「複素数」を学びたいという思いもあり、事前に調べておいた「アガルートアカデミー」に申し込むことにしました。
(某予備校には答練のために通学し続けるので、平行するには通信でなければ無理というのもありました)
結果的にはこれが大正解だったと思います。
講師の中山先生の話はとてもテンポがよく、内容が次々に頭に入ってきます。
テキストもフルカラーで見やすく、要点がまとまっています。
また、講義はテキストの内容を映しながら進めるので、出先にテキストを持ち歩く必要がありません。動画の倍速再生も可能です。
音声データをダウンロードすることもでき、スマホに入れて聞きながら勉強することもできます。
- 早く
- 短く
- 効率的に
という、まさに僕にとって取り組みやすい環境が整えられていたので、ストレスなく学習を進めることができました。
そのおかげで、最初の頃は見るも無残だった答練の判定は、「D」から「C」、「C」から「B」へと少しずつ上がっていきました。
「A」を取ることは最後までできませんでしたが、それでも少しずつ手応えを感じられるようになったのは嬉しかったです。
調査士業界では、未だに某予備校が合格者の半数を輩出しているとのことですが、それは単に調査士受験生が少なく、他社が力を入れて参入してこないからだと思います。
アガルートアカデミーのように、真剣に受験生のためのサービスを提供する予備校が現れたことで、今後のシェアは大きく変動すると思いますね。