日銀の「買いオペ」「売りオペ」はこう考えれば簡単

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一般知識では、「日銀」の業務について出題されることがあります。

その中で、「買いオペレーション」「売りオペレーション」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

これは金融政策の一つで「公開市場操作」と呼ばれるものです。
カンタンにいえば、日銀が市場に出回るお金の量を増やしたり減らしたりして、金利を調整することです。

しかし

「買いオペ」をすると金利は上がるの?下がるの?
「売りオペ」をすると金利は上がるの?下がるの?

という点は、結構混乱されている方が多いんじゃないかと思います。

ということで、今回はこれを分かりやすく説明したいと思います。

 

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とりあえず結論

ダラダラ長い説明をする前に結論を書いておきますね。

「買いオペ」をすると、金利は下がります。
なぜなら市場に流れるお金が増えるので、お金の価値が薄まるからです。

「売りオペ」をすると、金利は上がります。
なぜなら市場に流れるお金が少なくなるので、お金の価値が高まるからです。

では少し詳しく説明していきますね。

 

それぞれのオペレーションをざっくり把握

「買いオペ」とは、日銀が民間の金融機関から有価証券を買うことをいいます。
「日銀が買う」から「買いオペ」です。

「日銀が買う」とどうなるのでしょうか。
日銀が民間金融機関に対して購入代金を支払うわけですから、民間金融機関の持つお金が増えることになります。

買いオペをすると、民間金融機関のお金が増える

 

反対に、「売りオペ」とは、日銀が民間の金融機関に有価証券を売ることをいいます。
「日銀が売る」から「売りオペ」です。

「日銀が売る」とどうなるのでしょうか。
日銀が民間金融機関から購入代金をもらうわけですから、民間金融機関の持つお金は減ることになります。

売りオペをすると、民間金融機関のお金が減る

 

このように、オペレーションを考えるときには「民間金融機関のお金の量が増えるのか減るのか」に着目しましょう。

ここまでは分かりましたでしょうか?

では次に「金利」についてみていきましょう。

 

金利は、お金の希少性に連動する

金利とは、僕らが金融機関からお金を借りたときに支払うものですよね。
たとえば100万円借りて、金利が年1%だったら、1年後に101万円返さないといけないことになります。

 

では、もし金融機関にお金がたくさんあったとしたらどうでしょうか?

お金が余っているわけですから、金融機関としてはたくさん貸したいわけです。
しかも、他の銀行も同じようにたくさん貸したいわけですから、「ウチは他よりも金利を安くするので借りてくれませんか?」という感じになります。
需要(借りたい)に比べて供給(貸したい)が多ければ、金利は下がるわけですね。

金融機関にお金が余ると、金利は下がる

 

一方、金融機関にお金が少なかったとしたらどうでしょう。

お金が少ないので、銀行は限られた人にしか貸したくありません。
「金利が高くてもいいんだったら貸してあげるよ」みたいな感じになります。
需要(借りたい)に対して供給(貸したい)が少なければ、金利は上がるわけですね。

金融機関にお金が少ないと、金利は上がる

 

つまり金利はお金の希少性に連動するわけです。
野菜などの値段と似ていますね。
たくさん収穫できた年は安くなるし、不作の年は高くなるわけです。

 

まとめ

以上をまとめるとこうなります。

日銀が「買いオペ」をする(日銀がお金を払う)

民間金融機関のお金が増える

お金が余るので金利が下がる

日銀が「売りオペ」をする(日銀がお金を受け取る)

民間金融機関のお金が少なくなる

お金の希少価値が上がるので金利が上がる

 

日銀は、こうやって市場の金利を調整しています。
(※他にも「公定歩合」や「支払準備率操作」などによっても調整しています)

 

違う例え方をすると

上記の説明でも「よく分からない!!」という方は、こんな風に考えてみるのもアリです。

金利を、「塩分」だとイメージしてみてください。
そして、お金は「水」です。

市場には一定量の「塩」が常にあります。

そこに水を流し込むと、塩分濃度は下がります。
=お金が流れ込む(買いオペする)と、金利は下がる。

逆に

水だけ抜き取られると、塩分濃度は上がります。
=お金が少なくなる(売りオペする)と、金利は上がる

 

どんな覚え方でもいいので、どちらが金利上昇でどちらが金利低下なのかを判断できるようになっておきましょう。

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