2024年に紙幣が一新されることになりましたね。
少し前のニュースで話題になりましたが、皆さん覚えていますか?
どのお札の肖像画に誰が選ばれたのか?などは問題にしやすそうな感じですし、紙幣改刷に関していくつか豆知識も報道されていましたので、狙われそうなポイントに絞ってご紹介しておきましょう。
そもそもなぜ紙幣はリニューアルされるのか
なぜ定期的に紙幣が改刷されるかというと、偽造防止のためです。
そのままにしておくと、印刷技術の発達によってどんどん偽造が容易になってしまうので、約20年に1度のペースでリニューアルしているのです。
前回のリニューアルは2004だったので、ちょうど20年ということになりますね。
(とはいえ、福沢諭吉の肖像画はその前の1984年から採用されていましたから、40年も使われていたことになります。変わるのは寂しいものがありますね)
新紙幣の肖像画は誰?何をした人?
もし問題にするなら、一番問われやすそうなのはこの部分かなと思います。
人物名だけではなく、何をした人なのかも含めて押さえておきましょう。
1万円札 渋沢栄一
まず1万円札は、実業家「渋沢栄一」です。
明治政府で大蔵省に勤め、その後第一国立銀行の頭取となり、王子製紙、日本郵船、帝国ホテル、アサヒビールなど、500社以上の会社設立に寄与しました。
また、東京証券取引所を設立したのも彼です。
まぁめっちゃスゴイ人だったわけですね。
そんなこんなで彼は「日本資本主義の父」と言われています。
これは重要なキーワードなので覚えておきましょう。
5,000円札 津田梅子
5,000円札は、教育者「津田梅子」です。
日本最初の女子留学生として、7歳の頃に渡米しています。(すごい)
11年間アメリカで学び、バリバリの知性派女性として帰国した彼女でしたが、当時の日本は女性が高等教育を受ける風習がないことを知ってショックを受けます。
そこで、女性も男性と同じように教育を受ける環境を整備するため、女子英学塾を設立しました。
これが現在の津田塾大学です。
キーワードは「日本の女子教育の先駆者」ですね。
1,000円札 北里柴三郎
1,000円札は、医学者「北里柴三郎」です。
破傷風菌の培養やペスト菌の発見など、医学界の発展に大きく寄与しました。
ドラマなどで、毒蛇にかまれたときに「血清が必要だ!」なんてシーンがあったりしますが、この血清療法を生み出したのも彼です。
彼が設立した北里研究所は、北里大学の母体です。
キーワードは「細菌学の父」「近代日本医学の父」です。
紙幣と貨幣は発行元が違う
さて、今までは紙幣の話ばかりしてきましたが、実は500円玉も同時にリニューアルされます。
こちらは特別に覚えるようなことはないのですが、一つだけ覚えておいてください。
それは、「紙幣と貨幣は、発行元が違う」という点です。
紙幣の発行元は、日本銀行です。
貨幣の発行元は、政府です。
紙幣をよく見ると「NIPPON GINKO(日本銀行)」と入っています。
一方、貨幣には「日本国」と刻印されています。
この理由は話すと長い上、試験にはまず出ないと思うので割愛します。
とりあえず発行主体が違うという点だけ覚えておいてください。
以上です!
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