勉強が本格化してくる中で、受験生の皆さんが一抹の不安を抱きがちなのが、一般知識だと思います。
他の科目がどれだけできていても、一般知識で足切りにかかると、全てがムダになってしまうというプレッシャー。
そして、一体何が問われるのか分からないという手がかりのなさ・・
去年の試験のような、「山崎豊子の著作は何か?」みたいな問題はさすがにイレギュラーだと思いますが、結局「どれだけ世の中に対してアンテナを張っているか?」が問われるわけですよね。
ではどうやって対応していけばよいでしょうか?
いつから何を始めればよいでしょうか?
個人情報保護/情報通信
文章理解
政治・経済・社会/時事
の3つに分けて考えてみましょう。
個人情報保護/情報通信
「個人情報保護」と「情報通信」に関しては、本番2ヶ月くらい前から始めれば大丈夫です。
(予備校でも勉強するのは最後だと思います)
なぜかというと、学習範囲が限られているので、すぐに勉強が終わってしまうからです。
早くに頭に入れても、忘れてしまっては意味がありません。
この2つは直前期に要点をババッと詰め込んでしまえばOKです。
ちなみに個人情報保護は、過去問が中心。
情報通信は、以前にもご紹介した総務省の「情報セキュリティサイト」が勉強の中心となります。
重要ワードはこちらに抜き出しておきましたのでご覧ください。
文章理解
これは多くの人にとっては得点源となる部分なのであまり心配はないかもしれません。
得意な人は、直前に過去問を解いておけば大丈夫でしょう。
ただ、中には不得意だという人もいると思います。
そういう人は、おそらく文章を筋立てて読むことに慣れていないのではないでしょうか?
その場合は、週に1~2回くらいでよいですから、過去問を解くようにしてみてください。
(もし全部解き終わってしまった場合は、公務員試験の問題なども解いてみてください)
そうやって、文章に慣れることが大事です。
並び替え問題などでは、接続詞や指示語などがヒントになりますから、「どことどこが結びつくだろう?」とを推理するクセを身に着けましょう。
(最悪、全選択肢を総当たりで読んでみるという方法もありますから、恐れなくて大丈夫です)
要旨把握の場合は、文中に多く出てくるキーワードがヒントになります。
いずれにしても、文章理解は「慣れ」ですから、気持ちを楽に持って臨みましょう。
政治・経済・社会/時事
「政治・経済・社会」は少しやっかいですね。
正直なところ、付け焼刃で対応するのは厳しいです。
なにしろ範囲が膨大ですから、ヤマをはって当てられるようなものではありません。
そうすると、全体的に広く知識を仕入れる必要があります。
オススメとしては、前にも紹介した以下の本を、空いた時間に読むことです。
あえて時間を取って学ぶ必要はありませんので、トイレに置いておき、行く度に1~2ページ読むくらいで大丈夫です。他の法令科目の箸休め的に、雑学を学ぶような感じです。
時間はかかるし、地道な取り組みですが、バカにできない量の知識を仕入れることができますよ。
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反対に「時事」は、直前でも大丈夫です。
最近は国内も海外も情勢が目まぐるしく変化しますから、直前期に一気に振り返っておけば問題ないでしょう。
なお、よく「新聞やニュースをチェックしましょう」と言われますね。
別に悪くはないのですが、ニュースは「事実」よりも記者やコメンテーターの「意見」に多くの時間が割かれます。試験では「事実」しか問われませんので、ニュースをチェックしていくのは効率が悪いです。
また新聞も、事実よりも作為的なプロパガンダ記事が多いので、読む意味はあまりないと思います。
それよりも、時事のまとめサイトなどを活用した方が効率がいいですね。
まとめ
ということで、一般知識対策としては、時間があるうちは 政治・経済・社会をコツコツ学んでいくことからスタート。
ある程度知識がついてくれば、直前期の時事もスムーズに頭に入ってきやすくなります。
そして、文章理解が苦手な人は、長めの文章を読む機会を増やし、時々過去問を解いておく。
9月になったら、個人情報保護の過去問演習と、情報通信の用語の意味を覚える。
そんな感じで取り組んでいきましょう。
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