2018年7月に、参議院の定数増が国会で決まりましたね。
この話題について、3つの知識を入れておきましょう。
いくつ増えたのか?
「6」です。
では2018年現在の参議院の定数はいくつでしょうか?
「242」です。
(こういう数字は頭に入れておきましょうね)
さて、そうすると合計で「248」に増えるわけなのですが、一応引っ掛けがあるかも?と考えて、ここは細かいところまで覚えておきましょう。
2019年に増える定数は「3」だけです。(→定数245)
2022年に、さらに残りの「3」が増えます。(→定数248)
参議院が3年おきに半数を改選することはご存知ですよね?
なので、いきなり全部の定数が増えるわけではなく、半分ずつ割り振るのです。
もしも「2019年から定数が248になった」と問われたら×ですからね。ご注意を。
そもそもなぜ定数が増やされたのか?
これはもう憲法でお馴染みかと思いますが、「一票の格差」の是正のためです。
2016年の選挙の時点で、格差は約3倍ですね。
なお、2017年に行われた「衆議院」選挙の格差は約2倍でした。
衆議院の定数はこの時「0増6減」で減っていますので、混同しないように気をつけてください。
特定枠とは?
今回の改正で新たに作られた仕組みに「特定枠」というものがあります。
参議院の比例代表は、今までは「非拘束名簿式」でした。
これは個人名での投票が多かった人から当選していくものです。
しかし今回導入された「特定枠」は、あらかじめ政党が決めた順位に従って当選者が決まります。
衆議院の「拘束名簿式」と同じですね。
従来から変更された点というのは、出題者も狙いやすいでしょうから、押さえておきましょうね。
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