※こちらは試験直前期を想定した記事です。
受験生の皆さまはいよいよラストスパートにかかっているかと思います。
ここから先は
寝ても覚めても、試験範囲のどこかについて考えている
という、常に頭をアイドリング状態にしておきたいところです。
憲法の判例でもいいですし、民法でも行政法でも一般知識でもいいです。
とにかく、何か質問されたらスッと答えが出てくるような、そんな頭の状態にしておくように心がけましょう。
まだ曖昧なものは、できるだけ明確に
行政書士試験の出題範囲は多岐に渡りますから、その全てが完璧!という方はほとんどいないでしょう。
しかし、過去問でA~Bランクのものは可能な限り確実な知識を身につけておきたいところ。
特にAランクでまだ曖昧なものがある場合は、今のうちにクリアにしておきましょう。
どうするかといえば、
①先生に聞く
②仲間に聞く
③知恵袋に聞く
など、とにかく分かってる人に聞くのが一番早いです。(①が最も信頼性が高いです)
「恥ずかしいから聞けない」なんて言っている場合じゃありませんよ。
あと1年合格が遅れてもいいんですか?
バカにされようが笑われようが、聞いて解決しましょう。
「もう少し自分で考えてみる」なんて言ってたら間に合いませんからね。
基礎固めを忘れずに
直前に受けた模試などで、「知らない知識が出た!勉強しておこう」と手を広げている方もいるかもしれません。
もちろん余力があれば、知識の幅を広げることは問題ありません。
しかし一方で、手を広げすぎた挙句、肝心要の基礎知識がスッポリ抜け落ちてしまうことは避けなければなりません。
「これは知ってるから、今さらやらなくても大丈夫」
と思っていることに限って、本番になって
「あれ?!なんだっけ??」
と、度忘れしてしまっているというのは受験生あるあるです。
行政書士試験はとにかく基礎をしっかり固めておくことが大事。
誰もできない問題を解けるようにするのではなく、誰もが落とさない問題を確実に得点できるようにすることが肝心です。
そのためにも、今一度基礎的なことを振り返っておきましょう。
これから毎日、午後1時にイメトレを
試験は午後1時から4時までの3時間です。
皆さんはすでに模試などで経験されているので、なんとなく感覚はつかめているかと思います。
しかし、やはり本番の試験会場というのは緊張感が違います。
その緊張感に慣れていないと、思考回路も時間感覚も狂ってしまいかねません。
そこで皆さんにオススメしたいのが、
毎日午後1時と4時にアラームをセットしておくこと
です。
鳴ったら、「11月10日の今この瞬間に試験が始まったんだ!」と思うようにするのです。
そして、午後4時に再び鳴ったら、「今この瞬間に試験が終わったんだ」と思うのです。
これを毎日繰り返してください。
(3時間ずっと試験のことを考える必要はありませんよ)
皆さんお忙しいでしょうから、その時間は仕事中かもしれませんし、家事の途中かもしれません。
でも最初と最後だけでいいですから、試験の3時間という感覚を疑似体験してみて欲しいのです。
もし余裕があれば、「そろそろ行政法にかかっているな」とか「今、記述を書いている頃だな」とシミュレーションできればベターです。
たったこれだけでもよいリハーサルになるのです。
・疑似的にでも緊張感を感じることで、本番の緊張に慣れる
・3時間という時間感覚が身に付く
・毎日繰り返すことで、自分の中にリズムが作られる
「緊張のあまり実力が発揮できなかった」というのは本当にもったいないですから、絶対に避けたいところです。
培ってきた力をフルに発揮できるよう、今のうちから頭と体に「慣れ」を作っておきましょう。
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