効率的な勉強法とは

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みんなが陥りがちな、身に付かない勉強法

さて、今日は勉強法について思うところを書いてみます。

勉強には、効率的な方法というのが間違いなく存在します。

もしあなたが、何回テキストを読んでも覚えられない、とか、何回試験を受けても合格できない、ということがあったとしたら、それはあなたが悪いのではなく、学習方法に問題があるのかもしれません。

私自身、非効率的な学習方法をしていたので、最初のころは内容が全然頭に入りませんでした。

それはどんな勉強法だったかというと、

  • テキストを丁寧に読む
  • 重要な部分にマークする
  • 重要な部分を何度も見返す

といったものです。

ん?

特に悪いことはなさそうな気がしますね??
なんとも真面目で正統な勉強法のような感じです。

でも、実際のところ、これでどれくらい記憶に定着できたでしょうか?

個人的な感覚になりますが、10学んだとして、頭に入るのは5~6ぐらい。
数日経つとどんどん忘れていき、1週間後には3ぐらいになってしまう感じです。

なぜこの学習方法が非効率的なのでしょうか?

それは、インプットしかしていないからです。

どういうことかと言いますと、テキストを読んだり、マークの部分を見たりするのは、受け身でしかないんです。
そこにある知識をただ見つめているだけ。
ただ受け取るだけで、脳がしっかり働いていないんです。

だって、そこにすでに正解があるから、自ら能動的に考えて正解を出さなくていいじゃないですか。

逆に、正解が表示されてなくて、あなたが答えてください、と言われると、脳は一生懸命その答えを思い出そうとします。
すると圧倒的に知識が身に付きやすくなるのです。

 

効果的な学習方法とは、自分の頭で思い出すこと

具体的な例を出した方が分かりやすいですね。
例えば、以下の文章を読んでみてください。

成年被後見人とは、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者で、本人、配偶者、四親等内の親族・・又は検察官の請求により、家庭裁判所において後見開始の審判を受けた者である。
(民法7条を一部省略)

読みましたか?

 

本当に読みました?

 

ちゃんと読んだことを前提に進みますよ?

はい!
では今からスクロールして戻るのはなしです!
以下の質問に答えてください。

成年被後見人とは、どんな者ですか?

 

チッチッチッチッチッチッ・・・・

 

 

 

 

さて、答えられましたでしょうか。

もちろん中には正確に答えられた方もいるとは思いますが、多くの方は

「えぇっと・・何だっけ?」
「事理弁識能力を『欠く者』で合ってたかな?」
「請求権者は、本人と配偶者と四親等内の親族と・・あと誰だっけ?」
「裁判所って家裁だっけ?簡裁だっけ?」

・・みたいに悩むと思うんです。

おかしいですよね、ついさっき答えを見ていたばかりなのに。

そう、単に答えを見ているだけでは、自分で答えられるようにはならないんです。
能動的に使っていないので、頭が働いていないからです。

じゃあどうすればいいかというと、覚えたい部分、重要な部分を見えないようにするんです。こんな風に。

成年被後見人とは、精神上の障害により「①」を欠く「②」にある者で、本人、配偶者、「③」親等内の親族・・又は「④」の請求により、「⑤」裁判所において後見開始の「⑥」を受けた者である。

どうでしょうか。

こうすると、正解を脳が一生懸命思い出そうとするので、知識が定着しやすくなるのです。

 

(ちなみに正解は以下です)

①事理を弁識する能力
②常況
③四
④検察官
⑤家庭
⑥審判

 

こうして主要な知識をアウトプットできるようになると、

 

成年被後見人とは、どんな者ですか?

 

と聞かれても、

・「事理弁識能力」を欠く「常況」にある者で
・本人、配偶者、「四親等内の親族」「検察官」などの請求によって
「家庭裁判所」において「審判」を受けた者

といったことが、頭から出てくるようになります。
(参考書などで、赤字を赤い透明な下敷きで消すのがありますが、まさにコレですね)

繰り返しますが、自分の頭で答えを「思い出す」ことが学習において大変重要なことです。
これは科学的にも証明されているそうです。

 

過去問は「正解を出すため」に解かない

あと一つ、お伝えしたいのは、過去問の解き方です。
あなたは、過去問を解いた際、「正解した!」「間違った!」ばかりを気にしていませんか?

実は、過去問は、正解するかしないか、は重要ではありません。

もちろん正解するに越したことはありませんが、間違っていても全然OKなんです。
なぜなら、間違えたら間違えたで、自分の知識に誤りがあったか、不足していた知識があったということが分かるからです。

過去問は、

  • 自分の知識が合っているかどうかの確認
  • 自分に足りない知識がないかどうかの確認

のために解いてください。

たまたま正解の肢を知っていて正解できた。
ヤッター嬉しい!
・・これで安心して次の問題に進んではいけません。

残りの肢に知らない知識がたくさんあったのですから、それをキチンと仕入れてください。
そうでなければ本当にもったいないです。

そして仕入れた知識は、穴埋めで覚えるようにする。
このサイクルを確立すれば、飛躍的に勉強の効率は上がると思います。

以上、私がオススメする学習方法でした。

雑記
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